- ご相談の多い薄毛・抜け毛のお悩み
- 男性型脱毛症(AGA)
- 女性型脱毛症(FAGA / FPHL)
- 当院での診察の流れと治療
- 当院の発毛・育毛治療(外用薬)について
- 治療メニュー・料金(自由診療)
- 皮膚科で治療を行うメリット
- AGA・FAGAに関するよくあるご質問
ご相談の多い薄毛・抜け毛のお悩み
近ごろ、「抜け毛が増えた気がする」「生え際や分け目が気になる」といったお悩みで受診される方が増えています。その中でも多いのが、男性にみられる男性型脱毛症(AGA)と、女性に多い女性型脱毛症(FAGA / FPHL)です。
AGA・FAGAは、いずれもホルモンバランスや遺伝の影響で、少しずつ進行していく脱毛症です。市販の育毛剤や自己流ケアだけでは十分な改善が得られないことも多く、医学的な治療が有効なケースが少なくありません。
一方で、薄毛の原因はAGA・FAGAだけではありません。円形脱毛症、休止期脱毛症、甲状腺の病気、膠原病など、まったく別の病気が隠れている場合もあります。そのため、「自分は本当にAGA(またはFAGA)なのか」をまずきちんと見極めることがとても重要です。当院では、まず皮膚科専門医が診察で脱毛のタイプや背景を確認し、
- 男性型・女性型脱毛症と考えられる場合 → 自費診療としてAGA/FAGA治療をご提案
- 円形脱毛症など、他の病気が疑われる場合 → 保険診療に切り替えて検査・治療
という流れで、それぞれに合った方針をご案内しています。
「自分の薄毛はどのタイプに当てはまるのか」「治療を始めるべきかどうか」を判断するために、一度当院へご相談ください。
男性型脱毛症(AGA)
男性型脱毛症の原因とメカニズム
男性型脱毛症(AGA)は、ホルモンの変化・遺伝・加齢が複合して引き起こされる進行性の脱毛症です。特に重要なのは、DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンの代謝物です。
DHTと5α還元酵素が主役
テストステロンが、頭皮に存在する5α還元酵素(I型・II型)によってDHTに変換されます。このDHTが毛包のアンドロゲン受容体に結合することで、毛成長を司る細胞の働きが弱まり、結果として髪が細く短くなってしまいます。とくに
- 生え際の毛包 → Ⅱ型酵素の影響を強く受ける
- 頭頂部の毛包 → I型・II型の両方の影響を受ける
という構造があるため、AGAの典型パターン(M字・O字)が生じやすいのです。
毛周期の短縮 → 髪が育ち切らず抜ける
毛髪には「成長期 → 退行期 → 休止期」というサイクルがあります。AGAではDHTの作用により、成長期が著しく短くなるため、本来2〜6年かけて太く育つ髪が、数ヶ月〜1年ほどで抜けてしまいます。その結果、
- 太く黒い毛 → だんだん細い軟毛へ
- 1本あたりの存在感が低下
- 全体のボリュームが減少
という流れで、薄毛が「進行」していきます。
遺伝的要因の強さ
AGAは遺伝の影響が極めて強いと言われ、
- 5α還元酵素の活性の強さ
- DHTへの感受性の強さ
のどちらか、または両方が遺伝します。
「父親が薄毛だった」「母方の祖父が薄毛だった」という場合、AGAを発症しやすい傾向があります。 ただし、遺伝があっても早期治療で進行を大きく抑えられることがわかっています。
男性型脱毛症の主な症状
AGAは、ただ“毛が減る”だけではありません。特徴的な変化が順番に起こります。
M字・O字の進行パターン
典型的には、
- M字型:こめかみ付近の生え際が後退
- O字型:頭頂部から広がるように薄くなる
という二大パターンがあり、多くの患者さんは両者が同時に進行します。
これは毛包の性質が部位によって異なるためで、AGA特有の症状です。
発症は思春期以降
男性ホルモン分泌が増える思春期後半〜20代で“気づく人”が多く、
- 抜け毛が増えた
- ボリュームが出なくなった
- セットが決まりにくい
といった、微妙な変化から始まります。
早い人では10代後半から進行が始まるケースもあります。
髪が細く短くなる「軟毛化」
AGAの初期は、量よりも毛のクオリティが落ちることが先に起こります。
- 太さが半分以下になる
- ハリ・コシがなくなる
- 伸びるスピードが遅い
- 地肌が透けやすくなる
こうした変化は、進行の重要なサインです。
一般的なAGAと若年性AGAの違い
AGAは大人になってから徐々に進行するイメージがありますが、若年性AGAはそれよりも早い段階で症状が現れるタイプです。通常のAGAと比べ、発症年齢・進行速度・遺伝の強さに明確な違いがあります。
発症年齢の明確な差
- 一般的なAGA:20代後半〜40代で気づきやすい
- 若年性AGA:10代後半〜20代前半の時点で既に進行が始まる
思春期にホルモンバランスが変動すると同時に、遺伝的にDHT感受性が強い場合、早期に薄毛が始まります。
進行スピードが速いことが多い
若年性AGAは、DHTへの反応が強いため、
- 短期間で生え際が後退する
- 頭頂部の密度が急に下がる
- 髪質の変化(細い・コシがない)が早く現れる
といった特徴があります。
一般的なAGAよりも、変化がはっきり出るケースが多いのがポイントです。
遺伝的要因がより強く関与
若年性AGAは、
- 5α還元酵素の活性が強い
- DHTに対する毛包の感受性が高い
など、遺伝的な体質が濃く影響しています。
家族に薄毛の人が多い方は、若年性AGAの可能性が高まります。
治療は早期介入が特に重要
若年性AGAの特徴は、
- 放置すると進行が明らかに速いこと
- 早い時期から治療すると維持がしやすいこと
医学的にも「20代前半で治療を始めた人は、長期的に毛量を維持しやすい」という傾向が示されています。
若年性AGAが疑われるサイン
以下のような場合は、若年性AGAが隠れている可能性が高いです:
- 10代〜20代前半で、生え際が明らかに後退
- 頭頂部のボリュームが急に落ちた
- 髪が急に細く、弱々しくなった
- 家族に薄毛の方が多い
- 初期なのに、進行スピードが速い
AGAはどのタイプであっても“進行性”ですが、若年性は特に早めの診察・治療が効果的です。
男性型脱毛症(AGA)に推奨される治療法
※日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」に基づく診療方針です。
まず診察を行い、現在の脱毛が男性型脱毛症(AGA)であるかを確認します。脱毛の原因はAGAだけではなく、円形脱毛症などの自己免疫疾患や、他の脱毛症、膠原病などの病気に伴うものである可能性もあります。
これらが疑われる場合は、保険診療に切り替え、必要に応じて血液検査(採血)を行います。
診断が確定した後、患者さまの状態に合わせて治療方法をご相談します。
※治療内容は男性型脱毛症と女性型脱毛症で異なります。
AGA治療は、科学的根拠が明確な医薬品を中心に行うことが最も効果的です。
フィナステリド(内服)
- Ⅱ型5α還元酵素を選択的に阻害
- 生え際・頭頂部の進行を抑える
- 日本皮膚科学会ガイドラインで「強く勧める(A)」評価
特に、生え際の後退が気になる方に効果が期待できます。
デュタステリド(内服)
- I型・II型いずれも阻害
- DHT抑制効果はフィナステリドより強力(1.5〜3倍程度という報告も)
- 進行の強い方、早めに効果を求める方に適した選択肢
頭頂部の薄毛にも有効性が高いとされています。
ミノキシジル(外用)
- 血流改善
- 毛母細胞の活性化
- 発毛のスイッチを押す役割
内服薬は「進行を止める」、ミノキシジルは「毛を増やす」という役割があり、両者の併用で治療効果は最大化します。
女性型脱毛症(FAGA / FPHL)
女性型脱毛症(FAGA / FPHL)の原因とメカニズム
女性型脱毛症(FAGA / FPHL)は、男性と同じ“ホルモン由来の脱毛症”ですが、成り立ちには女性特有の要因も関わります。女性は男性ほど強いDHT作用を受けないため、男性のようなM字後退にならず、全体的に薄くなる(びまん性脱毛)のが特徴です。
女性ホルモン(エストロゲン)の減少
女性ホルモンのエストロゲンは、毛髪の“守り神”のような役割を持ち、
- 成長期を長く保つ
- 毛髪を太く保つ
- 抜けにくい状態を維持する
といった働きがあります。
しかし、
- 年齢による自然減少
- 出産後の急激な低下
- 閉経前後のホルモン変動
によってエストロゲンが少なくなると、髪の成長が弱まり、薄毛が進行しやすくなります。
加齢・遺伝の影響
女性でも遺伝的要因は明確に存在します。家族に薄毛の女性がいる場合、同じように頭頂部のボリュームが落ちてくる傾向があります。
DHTの影響は“弱いがゼロではない”
女性にも男性ホルモンは少量存在し、
- ホルモンバランスが変わる
- エストロゲンが減る
ことで、相対的にDHTの作用が表れやすくなります。男性に比べて作用は弱いものの、FAGAの背景の一部になっています。
生活要因も無視できない
FAGAでは、生活環境が症状を悪化させることも多いです:
- 過度なダイエット
- 栄養不足(鉄欠乏は特に多い)
- 睡眠不足
- ストレス・自律神経の乱れ
- 甲状腺疾患
これらが複合すると、脱毛がより進みやすくなります。
女性型脱毛症(FAGA / FPHL)の主な症状
FAGAの最も大きな特徴は、“全体がゆっくり薄くなる”びまん性脱毛です。
頭頂部・分け目のボリューム低下

- 分け目が広がってきた
- 髪がトップでつぶれやすい
- 地肌が透けて見えやすくなった
といった変化が代表的です。特に、
「朝のスタイリングでトップが決まらない」
「分け目の白髪が目立つようになった」という訴えで受診される方が多いです。
M字の後退はほとんどない
男性とは違い、前髪の生え際が後退することはほぼありません。そのため「薄毛=FAGA」と気づきにくい傾向があります。
髪の軟毛化
男性同様、FAGAでも髪が細く弱くなります。
- 太さが減る
- コシがなくなる
- 毛量が“スカッ”とした印象になる
こうした症状がゆっくりと進行します。
ゆっくり進むが、自然には戻らない
FAGAは、- 数ヶ月で急激に進むことは少ない
- 数年単位でじわじわ悪化する
タイプの脱毛症です。
自然に元通りに戻ることはほとんどなく、気づいた時点で治療を始めると改善しやすくなります。
女性型脱毛症(FAGA / FPHL)推奨される治療法
※日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」に基づく診療方針です。
まず診察を行い、現在の脱毛が女性型脱毛症(FAGA)であるかを確認します。脱毛の原因はFAGAだけではなく、円形脱毛症などの自己免疫疾患や、他の脱毛症、膠原病などの病気に伴うものである可能性もあります。
これらが疑われる場合は、保険診療に切り替え、必要に応じて血液検査(採血)を行います。
診断が確定した後、患者さまの状態に合わせて治療方法をご相談します。
※治療内容は男性型脱毛症と女性型脱毛症で異なります。
ミノキシジル外用(1%)【推奨A】
女性のFAGAで最も科学的根拠が確立されている治療です。
- 毛包の成長期を延長
- 毛母細胞への栄養供給を促進
- 髪の太さと密度の改善
低濃度(1%)が副作用も少なく、標準治療として推奨されています。
アデノシン外用【推奨B】
- FGF-7(発毛関連因子)の産生促進
- 髪の成長をサポート
- ミノキシジルが使いにくい方への選択肢
育毛剤に含まれることが多く、科学的な裏付けもあります。
パントガールなどのサプリ【推奨C1】
- 髪に必要なアミノ酸・ビタミン・ケラチンを補給
- 髪質の改善・抜け毛の減少に寄与
医薬品ではないものの、「行ってもよい」治療として位置づけられています。
注意:女性にはフィナステリド・デュタステリドは禁止(推奨D)
妊娠中・授乳中の胎児への影響が強いため、女性への投与は禁止されています。これはガイドラインで明確に示されています。
女性型脱毛症(FAGA)と産後脱毛症の違い
女性の脱毛相談では、FAGA(女性型脱毛症)なのか、産後脱毛症なのかが分かりづらいことがあります.しかし、この2つは原因も経過もまったく異なるため、正しく見極めることが非常に重要です。
原因の違い
FAGA(女性型脱毛症)
- 加齢によるエストロゲン低下
- 遺伝的な薄毛体質
- ホルモンバランスの変化
- 栄養不足・ストレスなどの生活背景
FAGAは「女性ホルモンの保護作用が弱まり、髪が細くなる」タイプの脱毛症です。男性ホルモンの影響も“相対的に”現れやすくなり、ゆっくり進行します。
産後脱毛症(分娩後脱毛症)
- 妊娠中に増加していたエストロゲンが、出産後に急激に低下する
これが主因です。
妊娠中はエストロゲンが豊富で、髪が抜けにくく“フサフサの期間”が続きます。しかし出産後、ホルモンが元の状態に戻るタイミングで、休止期に移行した毛が一斉に抜けるため、一時的に抜け毛が増えるのです。
症状の違い
FAGA
- 頭頂部や分け目のボリュームが落ちる
- 全体的に“スカッ”とした印象になる
- ゆっくり進行するが自然には戻らない
- M字後退はほとんどない
時間をかけて少しずつ薄くなっていくのが特徴です。
産後脱毛症
- 出産後2〜3か月で抜け毛が一気に増加
- 全体的なボリュームダウン
- 生え際の産毛が増える
- 6〜12か月で自然に回復することが多い
症状のピーク→自然回復という“山型”の経過を辿るのが特徴です。
経過の違い
| 項目 | FAGA | 産後脱毛症 |
|---|---|---|
| 進行スピード | ゆっくり | 急激 |
| 回復の有無 | 自然には戻らない | 多くは自然回復 |
| 発症の契機 | 加齢・遺伝・生活要因 | 出産 |
| 改善の方向性 | 医学的治療が必要 | 生活改善・時間経過で改善する |
治療・ケアの違い
FAGA
- ミノキシジル外用(推奨A)
- アデノシン外用(推奨B)
- サプリ(推奨C1)
- 栄養バランスの調整
- 医療的な継続治療が有効
進行性なので、気づいた時点で治療を始めるほうが改善しやすいのがポイントです。
産後脱毛症
- 基本は“経過観察”でOK
- 栄養補給(鉄・亜鉛・タンパク質)
- 睡眠・育児ストレスの緩和
- 必要に応じてミノキシジル外用(授乳中は医師と要相談)
治療が必要なケースは少なく、自然回復を見守ることが基本。
見極めるポイント(受診の判断材料)
以下のような場合は、産後脱毛ではなくFAGAが背景にある可能性があります:
- 出産後1年以上たっても回復しない
- トップのボリュームが戻らない
- 分け目だけが広がっていく
- 髪が細く弱くなっている
- 家族に薄毛の女性がいる
- 年齢的に閉経前後に差し掛かっている
こうした場合、産後脱毛症ではなくFAGAが始まっているサインです。
当院での診察の流れと治療
薄毛の原因は、AGA・FAGAだけではなく、円形脱毛症・休止期脱毛症・甲状腺異常など多岐にわたります。当院では、まず「本当にAGA(FAGA)なのか」を丁寧に診察で確認し、患者さまの状態に最適な治療方針をご提案します。
まず診察で原因を特定します
AGA/FAGAかどうかを医学的に判定
- 生え際・頭頂部・分け目の状態
- 髪の太さ、密度、軟毛化の有無
- 症状の進行ペース
- 生活背景・既往歴
これらを総合的に見て、AGA・FAGAの可能性を診断します。
他の脱毛症が疑われる場合は保険診療へ
以下のようなケースでは、AGAではなく別疾患の可能性があります。
- 円形脱毛症(自己免疫による急激な脱毛)
- 休止期脱毛症(ストレス・体調不良・鉄欠乏など)
- 薬剤性脱毛
- 甲状腺疾患など内部疾患に伴う脱毛
こうした場合は、保険診療に切り替えて検査・治療を行います。誤った自己判断でAGA治療を始めてしまうリスクを避けられます。
当院の発毛・育毛治療(外用薬)について
当院では、医学的根拠に基づいた発毛成分「ミノキシジル」を主成分とする外用薬として、「ヴェラルティス(Velartis)」を採用しています。
市販の育毛剤では満足できなかった方や、よりご自身の状態に合った治療を希望される方のために、成分の質と使い心地にこだわって厳選した薬剤です。
男性用(ミノキシジル5%配合)
男性のAGA(男性型脱毛症)治療において、標準的かつ効果が期待できる5%濃度を採用しています。
- バランスの良さ:
発毛効果の高さはもちろん、頭皮の痒みや炎症といった副作用のリスク、そして毎日の使い心地のバランスを考慮して、この薬剤を選定しました。
女性用(ミノキシジル2%配合)
女性の薄毛治療において、ミノキシジルは非常に有効な成分ですが、高濃度すぎると顔の多毛などの副反応が出やすくなる懸念があります。
- 副作用を抑えつつ効果を追求:
2%という適切な濃度を採用することで、体への負担を抑えつつ、発毛をサポートします。 - 付加成分「アデノシン」配合:
ミノキシジルだけでなく、血行を促進し毛根に栄養を届ける「アデノシン」などの有効成分が含まれているのが特徴です。 - 使いやすさ:
べたつきを抑えた使用感で、日々のヘアケアに取り入れやすい設計になっています。
未承認薬に関する注意事項
本治療で使用する「ヴェラルティス」は、日本の厚生労働省において承認されていない医薬品(国内未承認薬)が含まれます。
- 入手経路: 当院では医師の責任において、適切に海外より直接輸入、または輸入代行を通じて入手しております。
- 国内の承認医薬品の有無: 国内でもミノキシジルを配合した外用薬は承認されていますが(市販薬等)、当院では付加成分(アデノシン等)による相乗効果や使用感を考慮し、あえて本製品を選択しています。
- 諸外国における安全性: 米国FDA(食品医薬品局)等で承認された成分をベースとしておりますが、使用後に頭皮の赤み、痒み、動悸などの症状が現れた場合は、速やかに医師にご相談ください。
治療メニュー・料金(自由診療)
診察でAGA・FAGAと判定された場合、患者さまの症状・生活スタイルに合わせて、以下の自費治療をご提案しています。
診察料金(自費)
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| 診察料 | 1,100円/回(同日に保険診療がある場合は不要) |
| 初診カウンセリング料 | 2,200円 |
まずは診察とカウンセリングで、薄毛のタイプと治療の必要性を明確にしていきます。そしてガイドラインに基づいた治療薬のみを取り扱っています。
男性型脱毛症(AGA)治療
| 治療内容 | 費用 | 説明 |
|---|---|---|
| フィナステリド 1mg(28日分) | 3,360円 | DHTを抑制し、薄毛の進行を止める基本薬 |
| デュタステリド 0.5mg(30日分) | 5,400円 | DHT抑制がより強力。進行が早い方にも有効 |
| ヴェラルティス VL05 ローション(外用) | 6,600円/月 | ミノキシジル外用薬相当。発毛を促進 |
AGA治療は、
- 内服薬で“進行を止める”
- 外用薬で“毛を増やす”
この2本柱で効果が最大化します。
女性型脱毛症(FAGA)治療
| 治療内容 | 費用 | 説明 |
|---|---|---|
| ヴェラルティス VL02 ローション(外用) | 6,000円/月 | ミノキシジル1%相当の女性向け外用薬。髪のハリ・密度を改善 |
女性の薄毛はゆっくり進行するため、早期治療が改善につながりやすいことが特徴です。
皮膚科で治療を行うメリット
インターネット購入やオンライン診療だけでは得られない価値
現在は、AGA治療薬を個人輸入サイトやオンライン診療のみで手に入れることも簡単になりました。しかし、薄毛の治療は単に「薬を手に入れれば終わり」というものではありません。症状を正しく見極め、安全かつ効果的に改善へ導くためには、皮膚科での診察だからこそ提供できるメリットがあります。
1. 正確な診断が受けられる
薄毛にはさまざまな原因があり、見た目だけでは区別がつきません。AGA・FAGAのほかにも、
- 産後脱毛症
- 休止期脱毛症
- 円形脱毛症
- 甲状腺異常などの内科疾患
- 栄養不足・薬剤性脱毛
など、まったく異なるメカニズムで脱毛が起こるケースがあります。
インターネット購入やオンライン診療のみでは、こうした“別の病気”を見分けることが難しく、本来必要な検査や保険診療の治療を逃してしまう危険があります。
皮膚科では視診・問診・頭皮の状態の確認を丁寧に行い、「本当にAGAなのか」 を医学的に判断した上で治療を開始できます。
2. 副作用や体質に合わせた安全管理ができる
AGA治療薬は効果が高い反面、体質によって副作用が出ることがあります。症状の強さや発生タイミング、治療継続の可否を判断するには、専門的な視点が欠かせません。
ネット購入の場合は、副作用が起きても相談する相手がいないという構造的なリスクがあります。
皮膚科では、
- 体質に合う薬の選択
- 副作用の確認
- 内服量の調整
- 治療継続のサポート
といった医学的管理が可能で、安心して治療を続けられます。
3. 効果を最大限引き出す治療設計ができる
AGA治療は「効果の出やすい組み合わせ」が存在します。
- 内服薬で“進行を止める”
- 外用薬で“毛を増やす”
この2つを、症状や生活スタイルに合わせて使い分けることが最も重要です。インターネットで薬を1種類購入するだけでは、こうした“効果の最適化”ができません。
皮膚科では、症状の進行度・年齢・生活状況・治療の希望を踏まえたオーダーメイドの治療計画をご提案できます。
4. 長期治療に必要な“継続のしやすさ”が得られる
AGA治療は効果が出るまで3〜6ヶ月かかり、その後も維持のための継続が欠かせません。途中で不安が生じたり、効果が感じられない時に相談できるかどうかで、治療の成功率は大きく変わります。
皮膚科の診察では、
- 変化が見られない場合の薬の切り替え
- 不安への対応
- 経過の確認
- 副作用のチェック
など、治療の継続を支える体制があります。これはオンライン診療だけでは補いきれない大きなメリットです。
5. 品質が保証された医薬品を安心して使用できる
個人輸入や非公式サイトでは、AGA薬の偽造品や、成分量の誤差・保存状態の不備などの問題が指摘されています。
医薬品は品質が安定していることが治療効果の前提であり、ここが崩れると結果も安定しません。
皮膚科では厚生労働省が承認した医療用医薬品を使用し、品質が保証された薬剤のみを提供します。
6. 画面越しでは分からない“頭皮の現実”が把握できる
オンライン診療は便利ですが、頭皮の細かな状態までは把握しにくいのが実情です。
- 軟毛化の程度
- 分け目の密度
- 頭頂部の透け具合
- 頭皮の炎症の有無
こうした重要なサインは、対面診察でなければ気づけないことがあります。皮膚科では、リアルな状態を踏まえて治療効果の予測や薬剤の調整が行えます。
皮膚科で診察するメリット|まとめ
インターネット購入やオンライン診療が“手軽さ”を提供する一方で、皮膚科は “正確さ・安全性・治療効果・継続サポート” を担保する場所です。
- 本当にAGAかどうか診断できる
- 副作用の管理ができ、安心して続けられる
- 効果を最大化する治療設計が可能
- 長期治療に必要な相談体制が整っている
- 医療用医薬品の品質が保証されている
薄毛治療を確実に進めたい方にとって、皮膚科での治療は大きな価値があります。
AGA・FAGAに関するよくあるご質問
AGA・FAGAの治療はどれくらいで効果が出ますか?
一般的には3〜6ヶ月で変化が現れ始めます。まず「抜け毛が減る」→「髪が太くなる」→「密度が改善する」という順で変化します。ただし、効果の実感には個人差があり、継続するほど安定した改善が期待できます。
初期脱毛が起こるのはなぜですか?
治療を開始すると、休止期に入っていた毛が押し出されるため、一時的に抜け毛が増える現象が起きることがあります。これは治療が作用しているサインであり、通常は数週間〜1ヶ月ほどで落ち着きます。
内服薬と外用薬は併用したほうがよいですか?
はい。内服薬は薄毛の進行を止める働き、外用薬は発毛を促す働きがあります。役割が異なるため、併用すると治療効果が高まりやすく、ガイドラインでも推奨されています。
副作用はありますか?
どの薬にも副作用の可能性はあります。内服薬では性機能の変化、肝機能への影響などが報告され、外用薬では頭皮のかゆみや赤みが出ることがあります。皮膚科では副作用の有無を確認しながら、安全に続けられる量や治療法を調整できます。
女性でも治療を受けられますか?
もちろん受けられます。女性の薄毛(FAGA)はゆっくり進行し、自然に戻らないのが特徴です。ただし、女性にはフィナステリド・デュタステリドは使用できませんので、適切な治療選択が大切になります。
産後の抜け毛も治療が必要ですか?
多くの場合は治療不要で、6〜12ヶ月で自然に回復します。ただし産後1年以上たっても回復しない場合や、分け目が広がり続ける場合はFAGAが隠れている可能性があるため、一度ご相談ください。
治療は一生続けないといけませんか?
AGA・FAGAは進行性のため、治療を中断すると時間とともに元の状態に戻る傾向があります。とはいえ、薬の量や治療強度は経過によって調整できますので、無理なく続けられる形をご提案します。
インターネットで購入する薬と、医療機関の薬は何が違いますか?
医療機関の薬は厚生労働省承認の医薬品であり、品質が保証されています。一方、インターネット購入や個人輸入は、成分量の誤差や偽造品のリスクが指摘されています。副作用の管理もできないため、安全性の面で大きな違いがあります。
AGAかどうか自分で判断することはできますか?
初期の薄毛は見た目だけでは判断が難しく、
- 円形脱毛症
- 休止期脱毛症
- ホルモン性の脱毛
などと見分けがつかないケースが多くあります。自己判断ではなく、診察で原因を特定することが確実です。
まずは相談だけでもできますか?
もちろん可能です。「薄くなってきた気がする」「家族が薄毛なので心配」など、初期のご相談も歓迎しています。早期に原因を把握できれば、治療の選択肢も広がります。